錯覚


「雨乞いをすれば雨が降る」というのを人が信じるのは、雨乞いをした後に雨が降ったことを印象的に覚えているからといわれています。それを心理学では「錯覚」と呼びます。よく、雨女、晴れ女という言葉もありますよね。その人と一緒にいた時の雨の記憶だったり、晴れの記憶が印象的で、全体として論理的に分析されたデーターより、その印象的な出来事から判断してしまっているのです。注意をどこかに向けさせて、違うところで何かする、手品などのイリュージョンとして人を楽しませるテクニックのひとつです。これも「錯覚」。けれども、人をだます詐欺商法にも使えます。それに騙されないためには、冷静な視点を自分に向けてみることです。分かっていても、といわれる方と、絶対大丈夫!と思う方、いますよね。でも、人は「錯覚」の中で生きているもの。こんな話もあります。うつの人は他人の評価を現実に即して判断している。でも、健康な人は他人の評価より自分の評価の方がいい。健康に生きるためには自分を少し過大評価するくらいがいいようです。詐欺には気をつけなくてはいけませんが、「錯覚」を起こすことは生きるために必要な事でもあるのです。

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